まるごと大沼スタッフ: 2010年11月アーカイブ

 

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11月28日より降り続いた雪により、大沼はあっという間に雪景色となりました。

大沼に来られる方は、雪道対策、防寒対策を十分になさって来てください。

 

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※大沼公園散策路から見る大沼湖と冬の駒ケ岳の様子

 

(しんちゃん)

の本業は、パソコンのエンジニア、というかパソコンの何でも屋だ。

ちなみにサラリーマンではなく、自営でやっている。

自営業とは当たり前だけど、安定性を捨てる代わりに自由だ。
幸いにも(?)今のところ朝から夕方まで仕事がびっちり入っている訳でもないので、仕業時間も自由に調整できるしプライベートの時間もある程度自由が利く。


そして大沼のような田舎で、重宝されるのはどんな人間か?

ある程度いろんな仕事をこなせて、しかも比較的自由になる時間を持っている人間だ。

ましてや北海道の観光地だ。春~秋のシーズンには猫の手も借りたい程の忙しさになるが、観光客の減る冬には人手が余るのだから。


都会では人材は沢山いるし、いわゆる「便利屋」などもある。
でも田舎では、いざ欲しい時に来てくれる人材がいるとは限らない。そして何より、人材派遣や便利屋に頼むよりも知り合いづてが一番確実だということもある。
「おい、おめえの知ってる奴で誰かいねえか?」となるのだ。


だからか知らないけど、私のもとにはいろんな副業の依頼がやってくる。

知り合いのレストランのホール行事のスタッフ、カヌーに長いこと乗っているのを買われてカヌーの臨時ガイド、日本中キャンプしながら旅していたのを買われてリゾート施設のキャンプインストラクター、以前レースにも出て自転車屋でバイトしていたのを買われて自転車のメンテナンス、以前出版社で働いていたのを買われてこのまるごと大沼の記事の取材、都合があって行けなかったけど漁師の手伝い・・・などなど。


そして、今回入ったオーダーは、これだ。


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豚や、


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山羊や羊たちの世話である。


クライアントは、全国的にも有名なA氏。

A氏(正確に言えばA氏の奥さん)は、ペットとして山羊と羊をペット兼食料として豚を飼っているのだ。
しかし多忙なので、A氏はもとより奥さんまでも同伴して仕事や講演先に行かねばならない時もある。そんな留守中のペットたちの世話役という仕事が、A氏からパソコンの仕事のついでに入ったのだった。

「いいですよ。僕は動物なら何でも好きですし、朝夕1時間ずつくらいの作業なら大歓迎です!」

内容は、餌を調合して与え、そして掃除だ。


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やってみると、なかなか面白い。
何回かやるとみんな懐いてきて、私が車で乗り付けると同時に物凄い勢いで集まって来るのだ。
そして「早ようメシくれ~」とばかりに鳴き始めるのだから。


ところで皆さんは、山羊と羊と豚の鳴き声を聞いたことはあるだろうか?

山羊は「メェ~」と言われるけど、実際は「メメメメェ~」といった感じで割と甲高い。
羊の方が「メェ~」に近いけど声はもっと低く大きい。字で表現したら「ベェーー」といった具合。
そして豚は「ブー」などではない。「ゴッゴッ、キュー」だ。

私も初めて、まともに聞いたかもしれない。



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この三種の動物の生態の違いも面白い。


豚の「1号(近いうち解体されて肉になるので、情の沸く名前がついていない)は、貰われてきた5月には両手で抱え上げられるくらい小さかったのに、今や倍以上の大きさになってしまっていて、餌を持った私に向かって突進して来られると「イノシシか!?」と恐怖さえ覚える。体重はもう120kgくらいあるという。

豚は臭いというイメージがあったけど、あれは狭いスペースに詰め込まれてクソまみれになっているからだということも分かった。この娘(一応♀なもんで)は全く臭いがしないのだ。ちゃんとトイレスペースも決まっていて、そこにしかしないのだから。
もっとも、トイレスペースも微妙に移動していて、最近は出入口の真ん前あたりになっているのが厄介ではあるけれど。

そして、いつも土を掘り返していて鼻の下は真っ黒だし、草などもあらかた掘り返されて柵の中は荒れ地になってしまっている。木の根っこなどを食べているらしい。何でも食べるというのは本当のようだ。


山羊と羊は、毛が生えているかどうかの違いだと思っていたけど、行動や性格も全く違う。

山羊は「山の羊」と書くだけあって、やたらと高い所に登りたがるのだ。
餌箱に餌を入れると、必ずと言っていいほど上に登って食べ、羊の2頭をたまに頭や足で押しのけやがるのだから。
最初は「こやつ、上から見下ろして、お山の大将気分やな」と思ったけど、どうやら偉そぶっている訳ではなく上に登るのは習性らしい。丸太や椅子の上にも頻繁に乗っている。

羊を押しのける意地悪も、A氏の奥さんによると普通だとのこと。どんな山羊と羊でも一緒の柵に入れると、山羊の方が強いらしい。

ちなみに名前は、山羊とくれば多くの人が想像する通り「ユキちゃん」である。なかなか人懐っこく、掃除をしているとすり寄ってきてポケットをかじったり、前足で引っ掻いて呼んだりもする。単に「もっとメシ出さんかい」という意思表示なのかもしれないが。


対して羊の「ミミ」と「富士子」は、ほかの羊と同様に高い所は苦手のようだし、性格も大人しい。ただしユキちゃんに意地悪されても負けているわけではなく、全く動じずに餌を食べ続ける。大柄(毛のせいもあるだろうが)だし、力もどうやら山羊より強そうだ。
あと、山羊ほど人間にすり寄ってはこない。いろんな意味でもかなりマイペースに見える。


この調子でしばらく、留守の時の世話係をすることになろう。


しかしまぁ、ITからサービス業から第一次産業まで、インドアにアウトドアに、ハイテクにローテクに、よくこんだけ仕事が入って来るもんだ。


私の本業は、事実上「大沼の便利屋」なのかもしれない。
そのうち、看板出そか?

(元大阪人A.O)

見頃は過ぎても楽しめる日々。

毎日はっとさせられ見入る色。

 

今年一番のお気に入りのこの道が見頃になった。

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(南国育ちY)

言っても織田裕二ではない (目薬のCMです。私の年齢を推測しないように)。


あっという間に11月じゃないか。
北海道で11月といえばもう晩秋か、初冬といった雰囲気だ。
ここ1週間で、まさにその季節の変わり目が怒濤のように過ぎていった。


季節感の豊かな北海道では、その秋という時期にいろんなものがやってくる。
 
まずは紅葉だ。
今年は夏が異常に暑かった。夏が暑すぎると紅葉は色が悪いという話があるけど、ご覧の通り。

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大沼を見下ろせる「木地挽山展望台」に行ってみると、紅葉の絨毯が大沼近辺を覆っているようだ。少々大げさですが。

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家の裏手もこんな様子。

去年より1週間くらい遅いけど、湖畔の道路は紅葉のトンネルだ。
まぁ確かに今までと同じ時期の同じ場所の写真を並べられたら違いも分かるやろうけど、これでも十分綺麗じゃないか。重箱の隅つつくようなこたぁ言わへん言わへん。

そして紅葉は遅かったのに、今年はこれがだいぶ早くにやってきた。
こないに早よう来んでも良かろうに。

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いつもなら11月に入ってしばらくしてから降る初雪が、今年は10月の26日に早くも舞ったのだ。
こんなに真っ白になったのは一瞬で、すぐにみぞれになって融けてしまったけど、もう冬の到来かとビビったのは私だけではないだろう。

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その時は真っ白に雪化粧した駒ヶ岳も、2日くらい経つとこのくらいまでなった。

ひょっとしたらこのまんま見頃の紅葉も枯れてすぐ冬に突入するんじゃないだろうかと戦々恐々としていたけど、幸いなことに数日だけでまた寒さは和らいだ。紅葉も残ったし、やれやれ。


まったく、一番暑かった8月頭からまだ3ヶ月も経っていないのにもう雪が来よったがな。

私にすれば雪=スキーなのだから冬は冬で楽しみなのだけど、バイクはろくに乗れないまま来年までお蔵入りだし、車のタイヤをスタッドレスに替えねばならないし、家の窓に断熱のプチプチシートを貼らなければいけないし、何よりも築60年近い今の家は寒いしで、嬉しさ半分、憂鬱半分といったところか。


そう言えば、札幌にほど近い中山峠スキー場がもうオープンしたらしい。しかも自然雪のみで。
あそこはGW後までやっているのだから、1年の半分以上も営業できることになる。すごいな。


そしてもひとつ、秋にやってくるもの。
それは、

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食材だ。
大沼は田舎だけあって、秋には何かにつけて食料が家にやってくる。ご近所さんやお客さんから貰えるのだ。


いや、正確に言うと「貰える」という生易しいレベルじゃなく「処分を任される」に限りなく近い。

夏の終わり頃のトウモロコシに始まり、大根やカボチャ、ジャガイモやネギといった野菜が「余ってるからちょっと分けてあげよう」という台詞の元に数十本や数十キロといった単位でやってくるのだから。

ほかにも秋鮭が丸ごと1本だとか、ホタテ十数個だとか鹿肉の塊数キロだとかもある。

去年あまりに押し寄せてくる食材にたまりかねて業務用の冷凍庫を買う羽目になったほどで、ウチは二人暮らしだからとご近所さんに持って行ったら「あ、丁度いいとこ来た!」と、持って行った食材+αを持って帰ることもあるくらいなのだから。


しかも、よせばいいのに家庭菜園なんぞ始めてしまったものだから、さらに貯蔵スペースが圧迫されるのは必至だ。
ところが世の中も上手いことなっているようで、

 

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掘り出してみると、えらい小さいニンジンやな・・・。

ここでこのニンジンまで巨大に育っていたら、それこそ貯蔵に処分に困っただろうけど、この大きさならすぐに消費できそうだ。

災い転じて何とやら、ですかいな。

 
え?ちょっと違う?
 
(元大阪人A.O)