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水質保全の取り組み

大沼は、自然環境の変化や生活排水などのさまざまな環境要因による有機汚濁や、富栄養化が懸念されています。このままの状能では、せっかくの美しい風景をつぎの世代に残せないのでは…というおそれがあることから、平成7年に北海道の湖沼環境保全基本指針に基づく重点対策湖沼に指定されました。

現在、湖水や流入河川の水質測定が継続されているほか、湖畔地域の下水道整備や畜産排水対策、水質保全のための検討調査などが実施されています。
また、緑豊かな自然環境を守るために、キャンプ場の合併浄化槽などの公園施設整備や緑化の推進が図られています。

豊かな生物相をはぐくむために

大沼の価値は、湖岸が自然の形で保全されていることであり、景観形成の面からも貴重でありますが、森に連なる水辺には、ヨシやコウホネが生え、そこにはトンボや稚魚の群れが見られます。
大沼の水辺は、多様な生物をはぐくむ複雑な仕組みを備えています。しかし、かつての大沼湖畔は市街地もふくめて一帯が湿地帯であり、現在よりもいっそう豊かな生物相を備えていました。
大沼の流域面積は、湖面積の約20倍。少しの降雨でも湖にとっては、大量の水となります。
大沼の水辺を保全するには、水位の上下動を現在よりも小さく保ち、水生植物を定着させることが大切です。そのためには、雨水を貯留する森林や湿地を保存・保護して、雨水が時間差をつけてゆっくり沼へ流入する構造にしておかなければなりません。
流域の保水力を高めることは、近年多発しつつある自然災害を未然に防止することでもあります。

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