大沼という地名は、アイヌ語の「ポロ・ト(ー)」から由来しています。「ポロ」は「大きい・多い」、「ト(ー)」は「沼・湖」を意味します。
秀峰・駒ヶ岳と大沼、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼などの大小の湖沼群一帯の総称として「大沼」と呼ばれています。
大沼・小沼・蓴菜沼
大沼と小沼に浮かぶ小島には橋が渡され、周遊コースとして散策を楽しむことができます。
湖畔周辺は緑豊かな森に包まれ、春から秋にかけてさまざまな草花が見られ、湖沼にはコイやヘラ、ワカサギなどの魚類が生息し、コオホネやヒツジグサなどの水草が花を咲かせます。
大沼湖
駒ヶ岳裾野に広がる大沼は、3湖の中で最も大きく、周囲24km。湖上に浮かぶ大小の小島は橋がかけられ、島巡りの散策が楽しめます。
小沼湖
大沼地区の西方、大沼湖の隣に位置し月見橋でつながっているのが周囲16kmの小沼。比較的静かで、穏やかな風情の中での散策が楽しめます。
蓴菜(じゅんさい)沼
大沼の特産のひとつ蓴菜(じゅんさい)がよく採れることから名づけられた蓴菜沼は、木々に囲まれひっそりと落ち着きある佇まいです。
駒ヶ岳
道南の秀峰、駒ヶ岳は現在も活動する活火山です。
この独立峰は当初、富士山のような円錐型の山容をもっていましたが、度重なる爆発によって、荒々しい山頂部となだらかな裾野をもつ現在の姿となりました。