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2008年11月アーカイブ

をもって「冬の到来」というか?

雪国でない大阪や東京なら、特にそんな感覚はないだろう。ええとこ、木枯らし一号が吹くとか、12月になるとか、「そろそろダウンジャケット着るかなー」なんて考えるとかで、明確な基準のようなものはないように思う。

しかし、ここは北海道。
冬はいきなり目の前に突きつけられるのだ。


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「あら!積もったわ!」というのは雪のさして降らない地方の人たちの反応であって、これが北海道や東北や信州などの豪雪地方になると「ありゃ~、積もりやがったわ・・・」となる。

朝起きてこれを見たら、どんな人でも冬の到来を認めざるを得ないだろう。そして雪と寒さと戦う4ヶ月・・・朝起きたらまず家の前を除雪し、外へ出るにもまず車の暖機をし、雪道やアイスバーンにビビりながら運転し、家に帰ったら車のワイパーを上げ、寝る前には全ての水落し(水道の凍結を防ぐために、家中の水道の水を抜く)をするというメンド臭い毎日が始まるのだ。

19日から降り始めた雪は、翌20日の朝には写真のように十数センチまで積もった。

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これが11月の雪国だ。
まだ根雪になるには早くて、一回は融けてしまうだろう。でも夜にはもう気温は氷点下にまで下がる。
そうするとどうなるか?
昼に雪が融けてびしゃびしゃになった道路が、夜には凍り付く。そう。世にも恐ろしい「ブラックアイスバーン」の出現だ。

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駒ヶ岳も、もう完全に冬山の様相を呈している。12月になれば、湖面が凍結を始めて一面真っ白になる。


そして仕事から帰りがけ、更に冬の到来を実感することがあった。

道の電光掲示板に「事故。迂回道路あり」とある。雪の降り始めの頃、こんな表示を頻繁に見かけるようになる。
約8ヶ月ぶりの雪道の出現に、それまで夏の運転に慣れきっていた人たちが運転モードの切り替えを出来ずに滑って事故を起こす。いわば初冬の風物詩らしい。

そして、その事故を通り過ぎたら、別の事故かあるいはまだ夏タイヤを履いていたのかレッカーに牽引されている車が1台、家の近くでも道ばたの草むらに転落している車が1台。・・・。

大沼に来られる方!雪道に慣れている方も慣れていない方も、くれぐれも安全運転でね!

 

(元大阪人 A.O)

ここ大沼は、かなりの田舎だ。

もちろん、函館に近いだけあって過疎に悩んでいるようなことはないのだけれど、移住3年目、生まれ育った実家はJR大阪環状線の内側という都会にある私にとって、いろいろ未知の現象に出くわす機会が多い。


2年前の秋のこと。早朝から外の壁をノックする音がする。

「誰や?こんな朝早ようから。しかも、ドアにはちゃんと呼び鈴が付いとんのに」と、寝ぼけ眼で外に出てみると・・・


Dendrocopos_major_3_(Marek_Szczepanek).jpg(ウィキペディアより転載)

アカゲラでないかい!
キツツキの一種だ。こいつが何をどう勘違いしたのか、我が家の外壁に取り付いてしきりにつついて(ドラミングというらしい)いるのだった。

おいおい、なんぼ借家や言うても穴開けられたら困るがな!と言う前に、キツツキが家の壁をつつくなんてことは想定外中の想定外だったので、カメラを持ってくることも忘れてしばし固まってしまった。
もっとも、奴も相当びっくりしたらしく、私の姿を見るなり飛び立ってまた近くの木でドラミングを始めた。

いやいや、キツツキを間近で、しかも家をつついているのを見れるとは・・・。
しかも先日もまた遭遇した。これで3回目だ。毎年秋になると1回はこういうことがある。

まあ、私の家は築50年の古い家で、外壁もモルタルなんぞでなく板張りなのだ。今時珍しい家なので、奴も勘違いしたのかもしれぬ。

しかしながら、すばしっこい奴だ。今回はあらかじめカメラを持ってそ~っと外へ出たのだけれど、さすがは警戒心の強い鳥らしく、すぐに気配を察して飛んで行ってしまう。家の壁をドラミングしてるとこを捉えたら、かなりのスクープなんではないだろうか。


ところが、そんな悠長なことを言っていられない人もいる。

ある知り合いとその話をしていると、彼女は言った。「にっくきヤマゲラめ~」。
何でも、家の壁や軒に何カ所も穴を開けられてしまっているのだそうだ。犯人は同じキツツキの仲間のヤマゲラだという

彼女は森の中の古い別荘を改装して、仕事の合間に東京からよく休養に来ている。
木々の間から駒ヶ岳も見えるし、家にいながら森林浴気分。都会で働いたストレスも吹き飛ぶらしいが、来るたびに穴が増えていて、塞いでも塞いでもまた開けられるそうだ。


う~ん、「森の中の別荘」なんざ憧れてる人は多いやろうけど、良くも悪くも大自然。憧れだけでは済まん事情もあるんやなあ。
ノックで起こされるくらい、良しとしましょうか。
 
 
余談ですが、「キツツキ」という鳥はいません。このアカゲラやヤマゲラ、シロキツツキや体長40センチを超えるクマゲラなど「キツツキ目キツツキ科」の鳥なんです。念のため。
 
(元大阪人 A.O)

この時期がくると我が家の、いや大沼中の食卓に必ず上がるもの。

そうそれは「ワカサギの佃煮」である。

一年ぶりのこのなつかしい味に、ご飯のすすむこと、すすむこと。

我が家の夫なんて、おなかが減るとこの佃煮を食べるほどの、大好物である。

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そんな大好物を作っている現場に突撃取材!

大きな釜が並ぶ加工場は25℃は越える暑さ。この釜で40分煮ると、「ワカサギの佃煮」のできあがり~。

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それぞれの加工場で微妙に味付けが違うので、いろいろ食べ比べるのも我が家の楽しみのひとつ。

あ~、こうやって見ると真っ白いご飯が欲しくなりますっ。

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(南国育ち Y)

 

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